焼き芋焼酎の銘柄と味

芋焼酎と焼き芋焼酎のちがいって何ですか?

 

 

本格的な焼酎派のなかでも、知るひとぞ知る存在が焼き芋焼酎です。いまや知名度は急速に広まりつつあり、第2第3の新焼酎ブーム到来の予感!

 

 

ふつうの芋焼酎とのちがいは、端的にいえば製造法のちがいにあります。芋焼酎が芋を蒸気で蒸して製造されるのに対し、焼き芋焼酎は文字どおり芋を焼いて製造されるのです。つまり、“焼き芋”状態からつくられるのが焼き芋焼酎。だから焼き芋独特のこんがりと焦げた柔らかな甘みが特色となり、味わいに深みとまろやかさをかもしだしているんです。

 

 

好きなひとなら異口同音に、「焼き芋焼酎は雑味がなく、味、香りとも芳醇で、甘さが適度にあり切れ味がいい」と太鼓判を押すはず。芋焼酎の独特な臭いが苦手のひとも、一度焼き芋焼酎を試してみるべきです。

 

 

その繊細な味わいに、これが焼酎かと驚くことは確実ですから。焼き芋焼酎は芋の焼き加減がポイントで、焼きすぎてもダメ、きれいに焼くだけでもダメ、と非常にデリケートな焼酎です。

 

 

熟練の焼酎杜氏による経験と勘で、最適な状態に焼きあげられた芋だけが最高の焼き芋焼酎に。できあがった原酒は37℃~38℃の状態ですが、これをマイナス5℃でまる2日間冷却し、あとは手作業で不純物がとりのぞかれるというから究極の“手仕事焼酎”なのです。