焼き芋焼酎の銘柄と味

試してみたい伝統的な呑み方と、銘柄の数々

 

 

鹿児島の伝統的な焼き芋焼酎の呑み方に、黒ぢょか(焼酎専用の酒器)などにあらかじめ焼き芋焼酎を入れて水で割り、1~2日間水と焼酎をなじませてからそれをお燗にして呑むという楽しみ方があります。寝かせることで風味がよりまろやかになるのでしょうか?ちょっと興味をそそられる焼き芋焼酎の呑み方ですよね。

 

 

最近ようやく全国的に名が知られるようになってきた焼き芋焼酎は、鹿児島や種子島で長い歴史をもった焼酎です。最近では四国産の銘酒も増えてきました。代表的な銘柄は、「石焼き芋焼酎 鳴門金時」=高級なサツマイモである鳴門金時を石焼き芋にして仕込んだ焼き芋焼酎で、度数は25度。石焼き芋の香ばしい香りと上品な甘みが深いコクとともに口に広がります。徳島県産、価格は安くても1.8リットル瓶で¥3,000くらいはします。

 

 

「鬼火」=こだわりの種子島紫芋を炭火で仕込んだ、本格焼き芋焼酎です。創業以来100余年にもわたって継承、研磨されつづけてきた技術とともに、焼酎づくりの可能性に挑む蔵人たちの情熱が「鬼火」には凝縮されています。度数25度、¥2,280(参考価格)。

 

 

「大地」=鹿児島県大崎町産のサツマイモ“黄金千貫”のなかでも特別に良質な芋だけを厳選し、100%使用。芋焼酎業界では名人として名高い黒瀬安光杜氏が率いる熟練“黒瀬杜氏集団”がつくりだす、最上級の焼き芋焼酎です。度数25度、¥3,600(参考価格)。